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門司公証役場の閉鎖



門司公証役場は平成20年10月末日をもちまして閉鎖されました。 若松公証役場も同じタイミングで閉鎖。

翻訳会社ソリュテックは、過去のある時期、登記簿謄本の翻訳の関係で門司公証役場を利用していたことがあったので、門司公証役場から閉鎖の通知が来ました。 それにしても、ここのところ、公的な機関がどんどん小倉に集約され門司が不便になっていくように思えます。

公証人は公務員扱いだから、これも公務員への支出を削減する上でプラスになるということを考えれば、不便になる反面、賛成しなければならないことなのかもしれないと思います。

今や門司は観光の街ですからね・・・。


ところで、先に 「翻訳会社ソリュテックは、過去のある時期、登記簿謄本の翻訳の関係で門司公証役場を利用していたことがあった」 と、過去形で述べましたが、これについて、門司公証役場で登記簿謄本の翻訳の公証を受けると、様々な面で不利であることがわかり、最終的には門司公証役場を使わなくなったという経緯があります。

まず、門司公証役場では業務に不慣れであったこと。 以前、翻訳会社ソリュテックは福岡市で業務を行っていた関係で、福岡市の法務局の本局近くの公証役場を利用していましたが、その公証役場では手際よく公証してくれていました。 それが、門司公証役場では非常に不慣れで、最初に行った時には、公証人のあまりの無知さに唖然としました。 まあ、過去、同様の業務が無かったのしょうから仕方がないことかもしれません。

そして、判子を押し忘れるという初歩的なミスもあり、そのため、翻訳会社ソリュテックとしては、急遽、その書類に公証役場で判子を押してもらい、その足で飛行機に乗って東京の顧客に届けたということもありました。 これは人件費や交通費など含めると総額で10万円近い損失でした。 これについては、一部、損害賠償請求する予定です。

さらに、途中から、ほとんど東京の公証役場を使うようになった理由があります。 東京や横浜の公証人役場では、外務省レベルの証明(アポスティーユあるいは公印確認)までワンストップで、しかも、追加チャージなしで、得ることができるのです。 一方、門司公証役場を含む地方の公証役場では、そのようなワンストップ・サービスが受けれない。 これは、もの凄い格差です。

翻訳会社ソリュテックでは、アポスティーユあるいは公印確認を必要とするような登記簿謄本翻訳の取り扱いがほとんどですので、ほとんどのケースで、東京事務所を通じ、利便性が高い東京の公証役場を使うようになっていくのも無理からぬことなのです。 そういうこともあって、門司公証役場を使わなくなっていった。

このような非常に大きな地域間格差が生じるのを地方の公証役場が何故黙認しているのか。 最初は不思議に思ったのですが、どうも、公証人は公務員であり、あまり影響が無いようなので、どうでも良いと言ったところなのかと思われます。 しかし、公証人役場の事務のお姉さんは公務員ではないため失職しました。 可愛そうです。

それに、このような不公平を放置しておくと、地方企業の国際的な活動を不便にし、東京一極化が進むだけという悪い結果にしかなりません。 是正が必要と考えられます。

     
   

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