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北九州・門司港の商店街
東京一極集中の弊害がここにも



翻訳会社ソリュテックの門司分室がある門司港駅周辺(門司港レトロ地区)に、栄町商店街というアーケード街がある。

地方都市の商店街に良く見られるように、ここでもシャッターを下ろし貸店舗の看板が空しく貼られている店舗が多い。 最近、門司港駅周辺も、門司港レトロを中心に活気が出てきたので、一時期のような暗い雰囲気は無くなってきたが、それでも、まだ、商店街の店舗の経営状態は、お世辞にも良いとは言えない。

こうなった背景は何だろう? 一時は現在の福岡の中心である天神の如く、繁栄の極みにあった門司港エリアなのに、関門トンネルや関門橋ができて交通の流れが変わっただけで、そんなに衰退するものなのだろうか? それとも郊外店の進出の影響だろうか?

私は、真犯人は東京一極集中という政策にあると指摘したい。 商店街の努力不足を指摘する声もあるだろうが、それは違う。

東京一極集中で若者は地方を離れてしまった。 その結果、店舗のオーナーの高齢化が著しく進みパワーダウンした。 そうして疲弊している所に、平成の大不況が追い打ちをかけて息の根を止めた構図なのだ。

店舗のオーナーは無念の思いで店舗のシャッターを永遠に下ろすのだ。 決して商店街の店舗のオーナーの努力不足などではない。 門司港レトロの観光客を商店街まで引き込める魅力的な企画を考えて実行するには若者の柔軟な頭と行動力が必要だが、そういった後継ぎが少なすぎるのだ。

筆者、田吹(たぶき)自身も、大分で会社の運営を行っていた時に、東京一極集中がいかに地方の活力を奪っているかを肌身にしみて味わった。 大分の優秀な人材の多くは東京に流出してしまった結果、大分では頭脳産業系の会社を経営するのが困難だったのだ。

戦後の日本復興に東京一極集中は必要だったかも知れないが、今、東京一極集中の弊害ばかりが目に付く。 日本全体が、地方が、活気ある日本になってこそ、はじめて日本という国は住みやすく、リスクが分散され継続性が生まれ、国力がアップするのである。

     

   

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